「どうしてミスしてしまったのだろう」
「このままいくとスコアはどれくらいになるだろう」
プレー中にはいろいろ考えてしまいますよね。
考えてしまった結果、気持ちが良くない方向に進んでしまったこと、ありませんか?
そうならないためのカギは「いま」!
「いまこの瞬間」にどれだけ意識を向けられるか。
それがメンタルを整えるカギの一つです。
ミスは「過去」
ショットを終えた瞬間、そのショットはもう「過去」のことになります。
ミスのことを考え続けてしまうということは、「過去」に引きずられてしまっているようなものなのです。
また、ナイスショットの余韻に浸るのも、同じく「過去」のことを考えていると言えるでしょう。
いいショットのときって、気分が良くなりますよね。わたしもです(笑)
気分が良くなることは素晴らしいことですが、次のショットはまた別のものです。
ナイスショットであれ、ミスショットであれ、どんなショットも「過去」と思えたら、どんな気持ち変化があると思いますか?

スコアは「未来」
スコアを目標にしていると、ラウンド中にもホールアウト後のスコアが気になってしまうことってありますよね。
スコアは目に見える大事な結果の一つですから、気になってしまうことは自然なことです。
しかし、まだラウンド中なのにホールアウト後のことを考えるのは少し早くないですか?(^^)
「残り3ホールをパーで上がれたら…」なんて考えている時は、目の前のショットよりも「未来」に意識が移っています。
残り3ホールのパーを考えるよりも、目の前の1打に集中してみませんか?
「過去」と「未来」があるから「いま」がある
「いま」に集中することが大切だからといって、「過去」や「未来」が悪者というわけではありません。
言うまでもなく、過去があっていまがあり、いまがあって未来があるのです。
ミヒャエル・エンデ著書の有名な物語『モモ』にはこう書かれています。
未来が過去にかわるからこそ、現在っていうものがあるんだ!
『モモ』 ミヒャエル・エンデ著
時は常に流れており、未来はいつか過去にかわります。
だからこそ、いまこの瞬間というものがあるのです。
『モモ』は世界中で読まれているとても素敵な物語です。
あなたの中の「時間」という概念に、きっと素晴らしい変化が現れる、そんな本です。
ぜひ一度読んでみてください。

なにを伝えたいかというと、いま私たちが生きているのは「この瞬間」の連続であるということ。
現在・過去・未来のどれが大事で、どれが大事ではない、ということではなく、いつも「いまこの瞬間」を生きているということなのです。
だからこそ、目の前の1打に集中していきたいですよね。
1打に集中できるから、また次の1打に集中できる。
その繰り返しなのではないでしょうか。
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いまに集中するための瞑想
「いま」に集中するための方法の1つとして、瞑想がオススメです。
瞑想は、「いまここ」に集中するマインドフルネスとして注目されています。
瞑想というと長い時間座ってやるものと思うかもしれません。
プレー中に瞑想と言われても…、ですよね。
わたしがプレー中にオススメしているのが『11秒瞑想』
ほんの少しの時間、深呼吸をして「いま」に集中できます。
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「いまこの瞬間」を大切にする
たくさんの人、たくさんの物、たくさんの情報に囲まれて暮らしているわたしたちにとって、いつも「いま」に目を向けるのは簡単ではないかもしれません。
気持ちが移ってしまうことだってあります。
だからこそ、ここぞという時だけでも「いま」に集中してみる。
大事な場面でこそ「いま」に集中できたとしたら、どんな素晴らしい変化があると思いますか?