メンタルゴルフ Vol.16 ジャムは多いほうが良いのか

「選択肢はあればあるほうがいい」

そのように考えていませんか?

もちろん、間違っていません。それも1つの考えです。

一方で、多すぎることでデメリットもあるということを、とある実験から引用してお話しします。

たくさんのクラブがあるゴルフだからこそ、ちょっと役に立つお話です。

ジャムの実験

まず、心理学の実験で有名な『ジャムの実験』を紹介します。

『ジャムの実験』の概要

コロンビア大 シーナ・アイエンガー教授

  • ジャムを24種類並べるA店と、6種類並べるB店の購入者数を比較
  • A店で購入した人は来店して試食したうちの3%
  • B店で購入した人は来店して試食したうちの30%
  • 選択肢が少ないほうが購入につながったという結果

簡単に言うと、ジャムの種類が少ないほうが売れたということです。

では、なぜそうなるのか。

選択肢が多いことは迷いにつながる

人は選択肢が多いと、選びきれないのです。

『じゃんけん』はグー・チョキ・パーの3種類だからこそすぐに決めて手を出せます。

もし、10種類の手があったらどうなるでしょうか。

「じゃ〜ん、け〜ん、」と言っている間に「え、なにを出そう」ってなっちゃいますよね

お昼休みにレストランに行って、ランチが30種類もあったらどうでしょうか。

決めるだけでかなり時間を使ってしまいそうです。

選択肢が多過ぎることで決められない心理状態のことを、決定回避の法則といいます。

選択肢が多いことをゴルフに置き換えてみる

選択肢が多い状況をゴルフに置き換えてみましょう。

ゴルフは最大14本のクラブを持つことができます。

それぞれに特徴があり、打てる距離や高さに違いがありますよね。

ゴルフにおいて、特に選択肢が多くなるのはグリーン周りでしょうか。

「ウェッジで浮かせようか」

「いやここはアイアンで転がして…」

「ピッチング使ってピッチ&ランかな」

「48°、52°、56°、どれで打とうか」

「パターで打ったほうが安全かな」

と、このように考えて最善の一打を選択しているのだと思います。

スキルの引き出しがあり、それを考えることができるというのはとても素晴らしいことです。

一方で、選択肢が多いということは、迷いの元でもあるという点を忘れないでいただきたいのです。

『世界のアオキ』と呼ばれている青木功プロは、低く打って転がすアプローチを得意にして世界で闘ってきました。

“ゴルフはゴロフ”はとても有名な言葉ですね。

とにかく転がすこと(ゴロ)が最善という考えです。

自分のプレーに芯があることで、迷いなくプレーができのです。

人生は選択の連続。だからこそ…

人生は選択の連続です。

人が一日に選択して決断を下すのは35,000回と言われています(諸説あり)

そして、その決断の度に脳に負担がかかっています。

一つのプレーで悩み、決められないということが頻繁に起きているのであれば、敢えて自分のプレーを絞ってみるのもいい変化になるはずです。

最後に、この言葉を添えて終わりにします。

Less is More. (少ない方が豊かである)

ミース・ファン・デル・ローエ(ドイツの建築家)
プロフィール
木曽 大地

プロ・スポーツメンタルコーチ
(日本スポーツメンタルコーチ協会認定)
Golf Psychology Coaching Certificate
埼玉県在住

【ビジョン】
Smile with Athlete ~アスリートと共に笑顔を~

アスリートもその周りの方も笑顔にしたい
笑顔を届けるスポーツメンタルコーチです

木曽 大地をフォローする
ゴルフメンタル
\この記事をシェアする/
スポーツメンタルコーチ 木曽大地
タイトルとURLをコピーしました