パット数を気にしすぎていませんか?
「入ったかどうか」というのは『結果』です。
『結果』も大切ですが、結果に至るまでの『過程』も同じくらい大切です。
パットがうまくいかないなと悩むゴルファーへ、メンタルの視点での考え方を紹介します。
そして、パットの自信につながるポイントも1つ紹介します。
「最高のパットを打てたか」を大切にする
グリーン上でメンタルを整えていくなら、パットが入ったかどうかよりも自分の最高のパットが打てたかを意識してみましょう。
「入ったか・入らなかったか」という視点で考えると、0 or 100の思考になりがちです。
ラインを読み、自分が読んだライン通りにタッチを合わせることができたとしたら、それはもう最高のパットと思っていいのです。
ラインを少し読み違えて入らなかった→入らなかった→パットが下手だ、という思考になってしまうと苦しくなります。
極論を言えば、自分が思った通りのボールを打つことと、ボールが自分が思った通りに転がることは、同じようで違います。
たとえラインを少し読み違えたとしても、自分が「このラインにこのタッチで」と決めた通りに打つことができたとしたら、それはもう成功と呼べるのではないでしょうか。
過程を大切にすれば、結果にとらわれなくなる
この考えは、『結果』だけでなく『過程』も大切にする思考につながります。
パット数だけ記録すると、入ったかどうかの結果のみにフォーカスしてしまいます。
ゴルフは数字を追い求めるスポーツなので、結果にこだわることは素晴らしいことです。
ですが、結果にとらわれてはいけないのです。
こだわることと、とらわれることは違います。
結果にこだわるためにも、過程も大切にしてほしいのです。
ここで言う過程とは、「狙った通りに打つ」ということ。
その1打に集中し、狙った通りに打つことができたとしたら、たとえ入らなくてもそれは最高の過程であり最高のパットと思いましょう。
パットのメンタルスコアのつけかた
前述の通り、「入ったか・入っていないか」では〇か×かという考えになってしまいがちです。
過程を大切にしたいゴルファーへ。
ゴルフメンタルコーチがオススメする、パットのメンタルスコアのつけ方を紹介します。
パットのメンタルスコアのつけ方
1.すべてのパットに対して、「狙い通り打てたか」という視点で点数をつける
2.点数は1点/3点/5点
3.しっかり狙い通りに打てたら5点、まったくのミスなら1点、それ以外は3点
4.狙ったラインではなかったが偶然入ってしまった場合は3点とする
5.逆に入らなくても「狙い通り」と思えたら5点をつける
6.ラウンド後に合計点を計算し、総パット数で割る
7.最大5点、最小1点のスコアが計算される

表が計算例です。
例えば1番ホール。
ファーストパットは狙いから少し逸れたものの、セカンドパットで狙い通り打てたケース。
この場合はファーストパットは3点、セカンドパットは5点です。
大切なことは、とにかく狙った通りに打てたかどうかに集中することです。
入った・入っていないと考えると、このスコアを付けることを忘れてしまいます。
打ち終わってカップのボールを拾いに行く、もしくはボールにマークしにいくまでの間に点数を決めましょう。
5点か3点か、についてはあまり細かく決めなくてOKです。
厳格に決めることが目的ではありません。あくまで手段です。
どんな短い距離のパットでも狙って打てたのであればしっかり5点をつけてください。
これには意味があって、小さな成功体験を積み重ねていくために大切なことなのです。
このスコアのつけ方は、練習グリーンでも同じことができます。
スタート前の練習グリーンなどで、試してみてください。
スコアカードのどこかや、スコアアプリのメモ欄にパットのメンタルスコアを残しておきましょう。
表の例では3.6なので、これを少しずつ伸ばしていくことを意識してみましょう!
成功のためには、日々の成長が大切です。
入ったか・入らなかったか、という結果だけにとらわるのではなく、1ストロークという過程を大切にしてみてください。
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