メンタルゴルフ Vol.17 次善を求めて最善を尽くす

「完璧なショットが打てない」

そんな悩みを持っていませんか?

理想の結果を追い求める意識はとても素晴らしいです。

一方で、理想を追い求めると苦しくなることがあります。

ちょっとのことで結果が変わってしまうのがゴルフ。

だからこそ、「次善」を求めてみませんか?

次善を求めて最善を尽くす

“最強のアマチュアゴルファー”と呼ばれていた中部銀次郎さんはこう言いました。

次善を求めて、最善を尽くす

中部銀次郎

『次善』とは、文字通り「次に善い」という意味です。

最も良い(善い)結果が『最善』であれば、次に良い結果が『次善』となります。

例えば、グリーンに乗ることを最善と考えたら、花道に残ることが次善です。

花道に残ればアプローチで寄せて1パットってこともあり得ますし、チップインだってあり得ます。

次善は複数あってもいい

次善の候補はなにも1つとは限りません。

言葉の上では「次」ですが、1つにこだわらなくたってOK。

先ほどのグリーンに乗せる例ですと、

  • 花道に残る
  • サブグリーン方向にボールが残る
  • 奥のラフに残る

など、状況によって複数あることだってあります。

ポイントは、最善ばかり考えるのではなく、他の許容できる結果もイメージすることです。

最善ばかり考えると、どうしてもそうならなかったときに苦しくなります。

「なんでうまくいかないんだろう」

「どうしてナイスショットにならないんだろう」

最善ばかり追い求めると、そんなマインドになりがち。

次善を考えるということは、ココロに余裕を持たせることにつながるのです。

次善を求めることは、単なる妥協ではない

次善を考えることは、スキルに対して妥協していると考える人もいるかもしれません。

でもそうではないんです。

もう一度、中部さんの言葉を読んでみましょう。

「次善を求めて、最善を尽くす

そうです。

求めるもの(結果)は次善で、プロセス(過程)は最善を尽くすのです。

もちろん、パーフェクトな結果であれば言うことはありません。

あなたのゴルフライフを振り返って、いえ、ゴルフだけでなく人生を振り返って、パーフェクトな結果ばかりだったことはありますか?

振り返ってみて、後からその結果が最高だったと思えることはあったとしても、その瞬間はなかなかそう思えないことだってあると思います。

人間は、つい「もっと」を求めてしまうものなのです。

だからこそ、求めるのは次善。

その次善を達成するために最善を尽くすのです。

次善を得られたときの心のあり方を大切にする

プレー中、次善の結果を得られた時にどんなことを考えますか?

「できればもっと寄せたかったなぁ」

「あと少しで乗ったのになぁ」

「もう少し飛んでくれたらなぁ」

無意識にそう考えちゃいますよね。

はい、わたしも時々思います(笑)

そんなときこそ、次善を達成した自分を褒めてあげてください

次善を求めて最善を尽くした自分を褒めてあげてください

プレー中も、自己肯定感をどんどん高めていきましょう!

そして、次のショットに集中しましょう!

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