「完璧なショットが打てない」
そんな悩みを持っていませんか?
理想の結果を追い求める意識はとても素晴らしいです。
一方で、理想を追い求めると苦しくなることがあります。
ちょっとのことで結果が変わってしまうのがゴルフ。
だからこそ、「次善」を求めてみませんか?
次善を求めて最善を尽くす
“最強のアマチュアゴルファー”と呼ばれていた中部銀次郎さんはこう言いました。
次善を求めて、最善を尽くす
中部銀次郎
『次善』とは、文字通り「次に善い」という意味です。
最も良い(善い)結果が『最善』であれば、次に良い結果が『次善』となります。
例えば、グリーンに乗ることを最善と考えたら、花道に残ることが次善です。
花道に残ればアプローチで寄せて1パットってこともあり得ますし、チップインだってあり得ます。
次善は複数あってもいい
次善の候補はなにも1つとは限りません。
言葉の上では「次」ですが、1つにこだわらなくたってOK。
先ほどのグリーンに乗せる例ですと、
- 花道に残る
- サブグリーン方向にボールが残る
- 奥のラフに残る
など、状況によって複数あることだってあります。
ポイントは、最善ばかり考えるのではなく、他の許容できる結果もイメージすることです。
最善ばかり考えると、どうしてもそうならなかったときに苦しくなります。
「なんでうまくいかないんだろう」
「どうしてナイスショットにならないんだろう」

最善ばかり追い求めると、そんなマインドになりがち。
次善を考えるということは、ココロに余裕を持たせることにつながるのです。
次善を求めることは、単なる妥協ではない
次善を考えることは、スキルに対して妥協していると考える人もいるかもしれません。
でもそうではないんです。
もう一度、中部さんの言葉を読んでみましょう。
「次善を求めて、最善を尽くす」
そうです。
求めるもの(結果)は次善で、プロセス(過程)は最善を尽くすのです。
もちろん、パーフェクトな結果であれば言うことはありません。
あなたのゴルフライフを振り返って、いえ、ゴルフだけでなく人生を振り返って、パーフェクトな結果ばかりだったことはありますか?
振り返ってみて、後からその結果が最高だったと思えることはあったとしても、その瞬間はなかなかそう思えないことだってあると思います。
人間は、つい「もっと」を求めてしまうものなのです。
だからこそ、求めるのは次善。
その次善を達成するために最善を尽くすのです。
次善を得られたときの心のあり方を大切にする
プレー中、次善の結果を得られた時にどんなことを考えますか?
「できればもっと寄せたかったなぁ」
「あと少しで乗ったのになぁ」
「もう少し飛んでくれたらなぁ」
無意識にそう考えちゃいますよね。
はい、わたしも時々思います(笑)
そんなときこそ、次善を達成した自分を褒めてあげてください。
次善を求めて最善を尽くした自分を褒めてあげてください。

プレー中も、自己肯定感をどんどん高めていきましょう!
そして、次のショットに集中しましょう!