ゴルフの特徴とはなんでしょうか。
「自然の中でのスポーツ」
「止まっているボールを打つ球技」
「点数でなく打数を競う」
「審判がいない」
などありますね。
他にもたくさん思いつくかと思いますが、どれも正解です。
そして、特徴の一つに「全く同じ状況から打つショットがほとんどない」ということも挙げられます。
言い換えれば、毎回「違う」ということです。
「違う」からこその奥深さがゴルフにはあると思っています。
だからこそ、「違い」を楽しむマインドを持ってみましょう。
自然による違いがたくさんある
自然の地形を生かして作られたのがゴルフ場。
毎回打つ場所が違い、その打つ場所の地形は前回と同じということはまずありえません。
たとえ全く同じだっとしても、風も違うことがあります。
ボールの重さは45g程度で、卵Mサイズよりも軽いです。
また、芝の長さや成長具合も季節によって違いますよね。
時々ブラインドを作る木も同じく。
さらに、ティーイングエリアの位置も前後だけでなく左右位置も変わります。
ティーイングエリア内で少し歩いただけで見た目が変わるのは皆さん経験済みでしょう。
ざっと挙げただけでこれだけの「違い」の中でプレーしているということがわかるかと思います。

1%の改善がしにくい
レベルアップの時に改善を重ねていくとき、いきなり大きく変えない方がいいと言われます。
変化しすぎるとなにが効果的で何が効果的ではないのかが判別しにくいのです。
また、大きく変えようとすること自体がハードルになる場合もあります。
だからこそ、「1%ずつ改善していく」ことがゴルフに限らずスポーツにおいて大切なこと。
少しずつ、1歩ずつ、変えていくのです。
1.01の365乗は37.78
1.01、つまり1%を上乗せした自分を1年365日続けたら、37.8倍になっているよという計算です。
1%ずつ地道に続けていくことが、大きな成長のために大切なこと。
しかし、ゴルフにおいてはこの「1%の改善」が簡単ではありません。
理由は前述の通り、毎回必ず「違い」があるからです。
ショットを微修正しようにも、すでにライが違います。
ということは、良い結果になったとしても、ライが変わったからなのか、スイングを変えたからなのか、わかりづらいのです。
効果の検証と考察が簡単ではないのがゴルフと言えるでしょう。
変えない時は変えない
以上から、変えない時は徹底的に変えないことも一つのやり方といえるでしょう。
なんでもかんでも変え続けることは、ゴルフにおいて最善ではないかもしれません。
変えることでの効果検証は練習場で行い、本番は自然の「違い」を感じながらいつものスイングに集中する。
そんなマインドを持つのもいいですね。
「違い」とは悪いことではありません。
むしろ、「違い」があるからこその楽しみがゴルフにはあるのです。
ゴルフにはたくさんの「違い」があることを理解し、「違い」を楽しむ。
そんなマインドを持つことができたら、1つのショットに小さなワクワクさえ生まれます。
小さなワクワクは、やがて大きな動機につながるのです。
さあ、次のラウンドにはどんな「違い」があるでしょうか。