プレー中にイライラしてしまうことはありませんか?
ちょっとしたことから怒りによってプレーが乱れた経験がある人は少なくないでしょう。
「怒りをなくしたい」
「怒りをコントロールしたい」
そんな思いを持つゴルファーに、まず怒りとはなにかを理解していただき、おすすめのコントロールの仕方を教えます。
怒りという「感情」と「行動」
まず、あなたにとって「怒り」とはどういうイメージですか?
普段の生活やラウンドを振り返ってみて、どんなときに怒りを感じていますか?
誰かと言い争っているとき
うまくいかないとき
思い通りにならないとき
・・・
などなど、怒りを感じるケースは人それぞれです

では、怒りを感じた時にどんな「行動」を取っていますか?
ときには強い言葉を使ったり、暴力的な行動を取っていないでしょうか。
怒りに対してマイナスのイメージを持っている人は、怒りの「感情」が湧いた後の「行動」に対して良い印象を持っていないという場合が多いです。
怒り=悪 ではない
結論から言うと、怒りは人間の自然な感情の一つです。
緊張や不安のように、人間が生活していくうえでなくてはならない感情なのです。
例えば動物は縄張りを侵害されると本能的に怒りや不安を感じます。
もし怒りを感じずなにもしなかったら、、、生存できなくなるかもしれませんよね。
怒りは、脳の真ん中にあたる大脳辺縁系という場所で生まれると言われています。

理性的にものごとを考える時とは違う場所が働きます。
つまり認知せずとも自然に起こる感情なのです。
自然に起こる感情を無理になくそうとしたら、あなたはどう感じますか?
コントロールすべきは怒りの後の行動
怒りは自然な感情であるのに、怒りで悩むのはどうしてでしょうか。
自然であるということは、言い換えると誰でも怒りの感情を持つということです。
だから安心してください。
怒りが湧くのはあなただけではありません。
一方で、怒りの感情を表に出さない人もいますよね。
怒りの感情があるかないか、ではなく、怒りの後の行動が現れるかどうかの違いなのです。
たとえば、ティーショットで大きく曲げてしまい、思い通りにならなかったことで怒りの感情が出てしまったとき。
落ち着いていられる人
ネガティブな発言をする人
クラブをたたきつけてしまう人
・・・などなど
これらは怒りの後の「行動」の違いなのです。
怒りそのものをなくそうとするのではなく、そのあとの行動に目を向けてみましょう!
怒りを認めてみる
おすすめのやり方の一つが、「怒っている自分を認めること」です。
プレーが思い通りにならずに怒りの感情が湧いてきたら、こうつぶやきましょう。
「いま俺(わたし)怒っているなぁ」
怒っている自分に気づけるだけでその後の行動が変わります。

無理に怒りにフタをする必要はありません。
我慢とは違います。
ただ認めるのです。
ラウンド中だけでなく、日々の生活からチャレンジできます。
小さなことから少しずつ試してみましょう!