今回は「白黒つけるって、大事??」という話。
ゴルフコース内には様々な場所・環境があります。
芝が薄くて最も打ちやすいフェアウェイ、少し芝が長いラフ、バンカーや池など、地面の傾斜や天候も考慮すれば無限にライのパターンがあるといっても過言ではありません。

「フェアウェイ=〇、ラフ=×」と極端に考えてしまうことはありませんか?
「フェアウェイキープ率」という指標があるため、フェアウェイに残すことを重視している方も多いと思います。
実際、フェアウェイは最も芝が短く打ちやすい(グリーンを除く)ため、フェアウェイにボールがあるというのは良いことです。
では、それ以外の結果は果たして「×」なのでしょうか。
ラフからでもレイアップしてパーでホールアウトする選手もいます。
バンカーに入っても、場合によってはグリーンを狙えることだってあります。
池に入ったからといって、その日のゴルフが終わるわけではありません。
最も良い結果を「〇」、それ以外を「×」と考えてしまう人は要注意。
このような思考を、心理学の言葉では「二分法的思考」または「白黒思考」といいます。
要は、なんでもかんでも物事に白黒つけてしまうタイプの方です。
ちなみにこの思考が強い方は怒りやすい、という特徴があります。
例えば、あなたがミスだと考えるショットを打った場合、結果に満足できずイライラしてしまったことありますよね。
でも、視点を少し変えてみてはどうでしょう。
たしかに最高の結果ではないかもしれませんが、次のショットが絶対に打てないという状況でしょうか。
次が打てる状況であれば、なにも悲観する必要はありません。
※どうしても打てなくても「アンプレイアブル」という救済措置があるので大丈夫!
落ち着いて、そこから次のショットのことを考えましょう。
もう一つ大事なことを話します。
起きたすべてのことに対して、ただポジティブに考えればいいというわけではないということ。
もちろん、楽しくプレーをするためにはポジティブに考えるということはとても大事です。
でも、無理なポジティブは時に苦しくなります。
ツラい状況からなにかを学んでレベルアップしたいと考えるなら、その状況を”受け入れる”ということを意識してみてください。
いい結果でも悪い結果でも、まずは受け入れてみましょう。
受け入れるとはどういうことか。それはまた今後の配信にて。
さあ、1つ深呼吸をして、次の1打へ!