心・技・体
精神(心)・技術(技)・体力(体)を表すことば。
柔道や柔術が語源と言われております(諸説あり)
心技体を語るときに、時々見かける議論があります。
「技・体・心だ」
「いやいや体・技・心だ」
ことばの順番が、競技やその人の考え方によって変わってきます。
そんな議論に終止符を打ち、ことばに囚われることなく成長できるメンタルを手に入れましょう!
心技体は順番ではなくバランス
結論から申し上げると、心・技・体の言葉の本質はその順番ではなくバランスです。
三位一体で成り立つものであり、どれが先でどれが優先度が低いとか、そういうことではないのです。
「若いうちは体を鍛えたほうが良い」
「メンタルよりもまずは技術を習得するべき」
様々な考えがあると思います。
どれも否定はしません。
ですが、わたしはやはり心技体どれも一緒に成長していくべきと考えます。
コンカレント(同時進行)で成長していこう
エンジニアの用語にコンカレントエンジニアリングというものがあります。
いくつかの工程を同時に進めていくことで、時間を短縮していこうというプロセスです。
なにか物を作る場合、まず企画して設計して(考える)、製造して(つくる)、試験する(テストする)、という流れで行われます。
コンカレントエンジニアリングは、それらの工程を同時に並行して進めていこうというものなのです。

矢印が縦に並んでいると、同時に物事が進み、より早いイメージがありますよね。
これをスポーツメンタルに置き換えてみましょう。
たとえば「まず体を鍛えて、技を磨いて、メンタルを鍛えていく」という思考であれば、次の図の上側のようになります。

図の下側がまさに心技体を同時に成長させていくということ。
どれが最初でどれが一番大事で…という考えよりも、どれも大切でバランスよく成長させていくという考えを持ってみましょう。
結果にふさわしいメンタルを手に入れる
わたしたちスポーツメンタルコーチはいつもこう伝えています。
「結果にふさわしいメンタルを先に手に入れていきましょう」
あとから一流のメンタルを手に入れるのではなく、先に手に入れるのです。
「先に」と言っても、ある日突然得られるとも限りません。
だからこそ、体力をつけて、技を磨きながら、一緒にメンタルも成長させていくのです。
あのイチローさんの素晴らしいメンタルも、4,000本以上のヒットを積み重ねてから養われたものではないのです。
結果にふさわしいメンタルを持っていたからこそ、偉業を成し遂げたのです。
「結果にふさわしいメンタルってなんですか?」
そんな疑問もあると思います。
人それぞれの答えがあり、人の数だけふさわしいメンタルがあります。
あなたにとってふさわしいメンタルというのはあなたにしかわからないのです。
それを引き出していくのが、わたしたちスポーツメンタルコーチ。
もし、「少し話してみたいな」と感じていただけたら、ぜひ体験コーチングから受けてみませんか?
申し込みはコチラからお願いします!