なにかを始めても、なかなか続かなかった経験ってありませんか?
「おっしゃ!やるぞ!」って思っていても、気づけばやる気を失ってしまう。
それはなぜか。
ポイントは『動機』!
動機には2種類あり、やる気が続くか否かに大きく関わってきます。
動機の違いを知ることで、あなたのやる気が続くようになります。
目標を立てたけどなかなか続かない人にぜひ読んでほしいコラムです。
内発的動機と外発的動機
内発的動機とは、好奇心や達成感が源泉となる動機です。
『ワクワク感』という言葉もイメージしやすいでしょうか。
『好き』なので、自然と「〜したい」という言葉になります。
一方で、外発的動機というのは規則やルールが理由となる動機です。
報酬が目当てになりやすく、「〜しなければならない」という言葉を使う時は外発的動機のサイン。

結論から言うと、内発的な動機の方がやる気が長続きしやすいのです。
自分自身の『ワクワク感』を大事にしているので、やること自体に喜びを感じるためです。
外発的動機が悪いわけではない
ここまで読んでいただき、内発的動機:〇、外発的動機:×、と感じていませんか?
外発的動機でやる気が続かないことを他の言葉に言い換えてみると、『熱しやすく冷めやすい』
外発的動機は熱しやすいので、すぐにスイッチが入ります。
「お菓子あげるから!」と言われた時の子どもなんてまさにそれです(笑)

どちらかが良くてどちらかが悪い、というものでもありません。
動機の特性を理解した上でうまく自分のやる気を引き出してあげればいいのです。
内発的動機を引き出そう!
そのうえで、やる気の継続のために大事なことは、内発的な動機を引き出すこと。
たとえ最初は外発的な動機だったとしても、内なるワクワクを少しずつ見つけていくのです。
内発的動機を引き出すポイント
- 自分軸で考える
- 自分が好きなもの・好きなことはなにか、書き出してみる
- 『小さな成功』を大事にする
まず1つめは、自分軸で考える。
ルールや規則というのは、他の誰かが決めたものです。
それに囚われるということは、他人の軸に自分の心が左右されているということ。
社会で生活する以上、守らなければならないことはあります。
だからといって、常に「〜しなきゃいけないから」と言っていると、自分の心に素直になれません。
2つめは、好きなもの・好きなことを書き出してみる。
自分軸で、と言われてもピンとこない方もいると思います。
そんな時は、好きなことは何か、好きなものは何か、紙に書きだしてみるのです。
頭の中に思い描くのではなく、文字にしてみましょう。
書き出してみると頭の中が整理されます。
次に、ざっくりで良いので書き出された項目をグループ化してみる。
すると、自分がどんなことでワクワクしているのかがなんとなくわかってきます。
さらに、もう一歩。
それがなぜ好きなのか、自分に問いかけてみましょう。
できれば何度も何度も。
そこにワクワクの源泉はあります。
3つめは、『小さな成功』を大事にする。
いきなり大きなことをやろうとしても、なかなか成功しないということは経験があるでしょう。
小さな成功を繰り返すこと、そして小さな成功に自分自身が気づくことがポイントです。
すると、小さな達成感が繰り返されるので、自然と内発的な動機につながってくるのです。
まさに成功の循環。
わたしは毎日寝る前に、今日一日の『小さな成功』を1行だけ書いています。
書いている内容はほんの些細な事です。
「ブログを書き始めた」とか、「学びになる本を買った」とか、そんなことを書く日もあります。
どれも、決して大きな成功ではありません。
小さな成功の繰り返しが、大きな達成につながると信じています。
だからこれでいいのです。
その結果、自分のワクワクや好奇心がさらに見えてくるのです。
あなたのワクワクの源泉はなんでしょうか。