誰にでも「リスペクト」の精神はある

プロ野球はシーズン終盤を迎え、セ・リーグは東京ヤクルトスワローズが見事リーグ優勝を果たしました。

シーズンの終わりは、誰かの引退の話を聞くシーズンでもあります。

巨人では、亀井善行野手、大竹寛投手がそれぞれ2021シーズン限りで引退しました。

先日の試合、大竹選手の最終登板試合でこんなことがありました。

ヤクルト田口「エア胴上げ」に感動 元同僚・大竹引退に、遠く離れた1塁側から...
今季限りでの引退を表明していたプロ野球・巨人の大竹寛投手が、2021年10月24日のヤクルト戦(神宮球場)で最終登板し、試合後には巨人ナインから胴上げが行われた。対戦相手のヤクルト側のブルペン付近で、引退登板と胴上げの様子を見守っていたのが昨年までチームメイトだった田口麗斗投手。その光景にファンからも温かい視線が送られ...

田口投手は、以前の試合で相手打者を打ち取った際、感情をあらわにして物議を醸しました。

本人は既に反省の意を示されてるので、この行動について今更どうこう申し上げるつもりはありません。

ここで私が伝えたいことは、誰にでも「リスペクト」の精神はある、ということ。

プロとプロが本気でぶつかりあう試合。

感情を表に出してしまうことだってあるでしょう。

感情的だからといって、その選手にリスペクトの精神がないというわけではないと思ってます。

大竹投手を遠くから『エア胴上げ』していた田口投手の行動は、球界の先輩であり元同僚だったピッチャーへのリスペクトそのもの。

人は、なにかが起きたりなにかを言われたりすると、「○○さんってこういう人だよね」と決めつけてしまうことがあります。

『レッテルを貼る』という言葉を聞いたことある方も多いでしょう。

人を先入観で決めつけてしまうことは、コミュニケーションのズレにつながる可能性もあります。

一つの事象でその人を判断することなく、多角的に物事や人柄を見る。

そして、しなやかな気持ちで接する。

すると、また違った世界が広がってきます。

どんな人であれ、他人をリスペクトする気持ちは心のなかに必ずあるのです。

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