チームの一員や指導者として大きな目標に向かっている方へ。
目標を全員で共有できていますか?
同じ方向に向かって進んでいますか?
チーム内で進む方向が違うと、温度差を感じてしまうこともありますよね。
チームで大きな目標を達成するために、当たり前のことを当たり前に実行できる環境を作っていきましょう!
違う方向に漕いでいては進めない
この写真を見てください。

一糸乱れぬリズムで二人がボートを漕いでいる様子がイメージできますよね。
では、次の絵はどうでしょうか。

ボートで二人が正反対の方向に進もうとしていたら、どうなるでしょうか。
うまく進めないですよね。
これは、チーム内で進む方向がバラバラな状況を示しています。
思い当たること、ありませんか?
チームで目指す方向を揃えよう
当たり前のことと感じるかもしれませんが、チーム内で目標を共有して進みたい方向を揃えることは非常に大切なのです。
人は思っていることがバラバラで、伝えないとわからないことがたくさんあります。
「きっと同じことを考えているだろう」ではなく、「違うことを考えているだろう」と最初から思っていたほうが良いです。
どこか目に付くところに目標を掲げたり、定期的にミーティングの場で認識しあうのもいいですね。
結果を出す組織ほど、当たり前のことを当たり前のようにやり続けているのです。
チーム目標と個人目標は別
ここでもう一つ大切なことは、共有した「チームの目標」を「個人の目標」にしないこと。
チームの目標はチームの目標であり、個人とはチームを構成する一人ひとりです。
「一人ひとりが同じ目標を立てるべきでは?」と思うかもしれません。
しかし、個人の技量・体力・考え方には当然違いがあります。
目指したい目標を同じ方向に揃えつつも、個人はその目標を達成するために叶えたい個人目標を立てたほうがいいのです。
元メジャーリーガーの川崎宗則さんは著書でこう語ります。
おれはチームの優勝を目標にしたことはない。優勝はチームの目標であって、選手の目標は優勝ではないと思う。おれの目標は全試合、全イニング出場。それだけ。
『逆境を笑え』 川崎宗則・著 より
個人がチームに貢献できるような目標を立てる。
そのうえで、チームとしては全員が同じ方向を向いている状況が、進む先にある大きな目標を叶えるのです。
誰もが、チームに貢献できるチカラを持っています。
関係ない人など、チームに一人もいません。
だからこそ、リーダーや指導者の方はチームの目標を決めて全員で共有し続けることを大切にしていきましょう!