「モチベーションが上がらない」
競技を続けていたら、そんな日もありますよね。
でもそれが続くと、競技に対する意欲がどんどん下がってしまいます。
なぜモチベーションはあがらないのか。
そもそも、モチベーションとはなにか。
モチベーションと冷静に向き合って、ずーっと続くモチベーションを手に入れましょう!
モチベーションが上がらないのには理由がある!
モチベーションと聞くと「やる気」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
正確には、モチベーションとは「動機づけ」のことです。
なんとなく感じるモチベーションの低下も、ちゃんと理由があるのです。
自分のモチベーションの理由を知ることができれば、しっかり対処できます。
理由①目標や目的がブレてしまっている
最初は素晴らしい目標を掲げて何かに取り組んでいたにもかかわらず、ブレてしまうことがあります。
「やりたい!」と思って始めたことも、月日を重ねていくうちに目標や目的を失ったことはありませんか?
たとえば、「世界中を旅したい!現地の人と会話したい!」という目標を持って英語の勉強の始めたものの、気づけばTOEICの点数を上げることばかり考えてしまい、本来の目標や目的を失ってしまうようなことです。
また、その英語のスキルを元に何か違うことをはじめたり、英語を通してお金をもらうようになると、目的から少しずつ逸れてしまいます。
※スキルでお金をもらうことを否定しているわけではない点は補足しておきます
このように、目標や目的がブレてしまうことで、自分の動機がなんだったのかがわからなくなります。
そんなとき、自分に問いかけてみましょう。
「なぜその競技を始めたのですか?」
もしくは
「その競技のどんなところが好きですか?」
理由②「他の誰かのため」が強すぎる
二つ目の理由は意外かもしれませんが、「誰かのため」が強すぎる時です。
タイガーウッズ選手も、あることを通して「自分のためにゴルフをする」ということに気づきました。
一つ、間違いなく学んだのは、つぎにゴルフをまたやるときは、自分のためにやるってことだ。父や母、仲間、スポンサー、財団、ファンのためにやるんじゃない。ぼく自身のためだけにやる。
『Tiger Woods』ジェフ・ベネディクト/アーメン・ケテイヤン著 より
タイガーウッズ選手のすごさは、もはや語るまでもないでしょう。
タイガーウッズ選手のメンタルはこちらのブログでも紹介しています。
タイガーですら、いや、トップオブトップに登り詰めた選手だからこそ、「他の誰かのため」の気持ちが強いのかもしれませんね。
誰かのためにプレーすることは素晴らしいことです。
ですが、それが重荷になっては本末転倒なのです。
「他の誰か」がたくさんいればいるほど、『動機』がたくさん存在するということになります。
自分自身のココロの内にある『ワクワク』という動機と、『他の誰か』が動機では、どちらがあなたのモチベーション維持につながると思いますか?
理由③大きな成功ばかりをイメージしている
モチベーション(動機)が長続きしない理由の3つめは、常に大きな成功ばかりをイメージしていることです。
大きな目標を掲げることはとても素晴らしいことです。
ですが、『大きな目標』と『大きな成功』は少し違います。
目標とは、小さな成功を積み重ねた先にあるのです。

写真を見てください。
階段の遠く先に、小さく人が写っているのがわかりますか?
大きな成功を求めることは、この小さく写る人にいきなり追いつこうと考えるようなものです。
大きな成功ばかり考えてしまっては、モチベーションが続かなくなっても不思議ではありません。
だからこそ、小さな成功を大切にしてみましょう。
「いまこの瞬間」に集中し、階段を一段ずつクリアしていくことを意識してみてはどうでしょうか。
すべての人がモチベーションを保てているわけではない
最後まで読んでくれた人にコッソリお伝えします
すべての人がワクワクを持って競技を続けているわけではないことも事実です。
お金、地位、世間体、、、なにかに縛られて競技を続けている人はきっとあなたの周りにも多いでしょう。
だからこそ、あなたが今日一歩だけ変わることができたら、差をつけられると思いませんか?

線路をイメージしてみてください。
行先によって分岐で分かれていますよね。
分岐の先には、それぞれ違った終着点があります。
いま同じ線路を走っていても、なにかをきっかけに人と違う線路を走り、その結果違うところにたどり着くのです。
たどり着くそこはきっと、あなたが思い続けている大きな目標。
だからこそ、なにかを変えるなら、いまこの瞬間から。
いまなにかを変える一歩が、後で振り返った時に大切な分岐点になるのです。
良いモチベーションを持ち続けるために、あなたがいまこの瞬間からできる『小さな一歩』はなんだと思いますか?