「メンタルを鍛えたい!」
「メンタルを強くしたい!」
そんな悩みを持ったとき、あなたはどうしますか?
メンタルを鍛える「方法」や「コツ」を学びたいと思うでしょう。
いわゆる、How(どうやって)を知りたくなります。
でもその前に知るべきことがあるんです。
それは「自分自身」
なぜ(why)メンタルを鍛えたいと思うのか。
そこを知ることで、メンタルの根本にたどり着くことができるのです。
HowよりもWhy
なにかにぶち当たった時に、人はついHowを求めてしまいがち。
本屋に行けば「○○の方法」「すぐ△△できるコツ」といった本がたくさんあるのも頷けます。
方法論も大事ですが、まず知るべきは自分自身のこと。
大学生が就職活動の時に始めることは『自己分析』
内定を得るためのコツを探す前に、まず自分自身を知るのです。
自分には何ができるのか。
強みと弱みは何か。
どんなときにどんな感情になるのか。
自分のこと、知っているようで知らないことってありますよね。
自分のことをよくわかっていないうちから、悩みに対する対策法を学ぶのは早い気がしませんか?
自分の中に答えはある
自分の心の答えはどこにあるか。
それは、あなた自身の心の中です。
一人として、全く同じ人生を歩んできた人はいません。
How to本をどれだけ読んでも、万人に通用するやり方が書いてあるわけではないのです。
だからこそ、自分自身を知るために、自分を見つめましょう。
「なぜそう思ったのか」
「どうしてそう感じたのか」
自分にそう問い続けましょう。
ちなみに、スポーツメンタルコーチもクライアントに対して同じように接しています。
「コーチ」と聞くと、「○○をやってみましょう」といったアドバイスを言ってくれる人、というイメージがあるかもしれません。
ですが、人の心にマニュアルはありません。
誰にでも必ず効くテクニックもありません。
How toに頼らず、心の奥底にある悩みを一緒に見つけて、心の中にある「思い込み」を取り除いていくのがスポーツメンタルコーチなのです。
マスターズチャンピオンの言葉
2021年のマスターズチャンピオン・松山英樹プロは著書でこう語ります。
ゴルフが上手くなる方法は何ですか。そう聞かれて答えを1つ挙げるならば、「自分自身を知ること」と言うだろう。
彼方への挑戦 松山英樹・著
トップ中のトッププロが「レベルアップのためには自分自身を知ること」という意識を持っています。
技術的なことだけでなく、メンタル面での『自分』を知ることの大切さも伝えてくれているのだと勝手ながら思っています。

『盲点の窓』を開こう!
HowよりもWhyと言ってきましたが、How toを知ること自体を否定するつもりはありません。
大切なことはどちらも持っておくこと。
技術や方法論に偏り過ぎず、素直な気持ちで自分の心を見つめていきましょう!
とはいえ、自分の心を見るといってもなかなか見えにくいこともありますよね。
心理学に『ジョハリの窓』というものがあります。
自分から・他人から、見えているorいないで4つのブロックに分かれます。

この表からわかる通り、自分には見えないけど他人から見えていることだってあるのです。
他人の視点で気づけることがある。
これこそ、コーチングを受けるメリットの1つです。
自分を見つめる=自分ひとりでやる
ということではありません。
誰かに支えてもらったってOKなのです。
というより支えてもらったほうがいいのです。
人は一人では生きていけませんからね。
スポーツメンタルコーチは、あなたの『盲点の窓』を開くきっかけになるかもしれません。
さあ、自分自身を知ることができたら、どんな素晴らしい変化が起こると思いますか?