今回は、1冊の本から「緊張」に対する考え方を紹介します。
ボビー・ジョーンズさんとは、”球聖”と呼ばれたアメリカ出身の偉大なゴルファー。
ゴルフの4大大会の1つであるマスターズの第一回大会を開催した方です。
著書「ダウン・ザ・フェアウェイ」はベストセラーとなり、世界中のゴルファーに読まれています。

緊張は誰にでも起こるもの
ボビー・ジョーンズさんは、著書でこう言います。
トーナメントにおける極度の緊張というものも、決して自分ひとりに襲ってくるわけではなく、等しくすべてのプレイヤーにのしかかるものだと納得できた
ボビー・ジョーンズ ”ダウン・ザ・フェアウェイ” より
緊張しているとき、こう考えたことはありませんか?
「自分が一番緊張している。自分だけが緊張している」
緊張してしまうと、つい「自分だけが…」と考えてしまいがち。
緊張すればするほど、周りが見えなくなってしまいますからね。
緊張は自然な反応
そもそも、緊張は「悪」なのでしょうか。
緊張とは、周りの環境に対する体の反応、とも言えます。
例えば、いっさい緊張することなく車の運転ができる方はいますか?
スズメバチとか毒蛇を見て、いつも通り行動できる方はいますか?
はさみや包丁などの刃物を持った時、緊張しない方はいますか?
程度の違いこそあれ、あなたの体になにかしらの反応が起きているはずです。
なぜなら、生命に関わるから。
つまり、ある環境下において「緊張する」というのは体の仕組みから見れば自然なことなのです。
「緊張しないように!」という声掛けしたこと、されたことがあるかもしれませんが、体にとって自然な反応を「しないように」というのも無理がありますよね。
自分自身の受け止め方を見なおそう
とはいえ、「世の中には緊張しない人もいるじゃないか」と思うかもしれません。
それは緊張しないのではなく、緊張してもマイナスな反応が表に出ない人です。
それが意識的になのか、無意識下でできているのかは人それぞれですが、要は「緊張しているようにみえない」のです。
緊張が、すべてのプレイヤーに等しくふりかかるもの、というマインドを持つことができたら、あとはどうするか。
それは、受け止め方を変えること。
インタビューなどで「緊張を楽しむことができました」というコメントがありますよね。
あれもその1つです。
「緊張しないように!」ではなくて、「緊張を楽しもう!」という受け止め方です。
また、緊張しているということは、『それだけ自分が真剣である』ということでもあります。
先ほどの例で、車の運転の話をしましたが、テキトーに運転する人はまずいないでしょう。
ハンドルを握っている限り、真剣に運転しているはずです。
つまり、それだけ真剣なのです。
真剣である自分をネガティブに考える必要などありません。
さあ、これであなたの緊張に対する考え方がアップデートされました!
緊張を受け入れて、パフォーマンスが発揮出来たら、どんな素晴らしい未来が待っていますか??
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