わたしがスポーツメンタルコーチを目指したワケ

3. ゴルフが大好き→メンタルの大切さに気付く

社会人になって数年経ったころ、妻と共にゴルフを始めました。

実は、最初はあまり熱が入らなかったのです。

始めて半年ほど経ってから自分専用のゴルフクラブを新調し、初めてコースに出た途端、狂ったようにゴルフ熱が湧いてきました。

やればやるほど奥深くなってくるゴルフ。

野球もサッカーも経験してきたわたしは、こんなことも考えます。

「野球のように速い球が飛んでくるわけでもなく、サッカーのようにシュートを邪魔されるわけでもないのに、なぜこんなにもうまくいかないんだろう」

ゴルフは、止まっているボールを打ちます。

誰にも邪魔をされず、静かな(もちろん完全な静寂ではありませんが)状態で打てます。

そして、時間制限のルールはあるものの、自分のタイミングで打ち始めることができます。

それなのにも関わらず、右に左に飛んでいくボール。

「練習不足」と言われてしまえば、そうかもしれません。

でも、それだけではない何かがあるのではないかと思いました。

辿りついた先が『スポーツメンタル

みなさんもし本屋に行くことがあれば、ゴルフ本のコーナーを見てみてください。

意外にもゴルフのメンタルに特化した本って少ないのですよね。

単に需要がないからなのか。

いや、そうは思いません。

ゴルフにおけるメンタルの領域は、絶対に大事だと思っています。

だからこそ、それを追求してみたかったのです。

普段エンジニアの仕事をしているわたしにとって、メンタルコーチングははっきり言って未知の分野でした。

スポーツでなにもなしとげていない。心理学も学んだことがない。そんなわたしが立ち入っていい世界なのか。

そんなことも考えていました。

そして学んでいくうちに気づきました。

それはただの『思い込み』であると。

過去がどうだったかなど関係ない。

「やりたい」と思えることをやれるかどうか。

そして大事なことは、その先に何をしたいか。

夢を持ってチャレンジすることがなによりも大切だということに気づき、晴れてスポーツメンタルコーチの資格を2021年に得ることができました。

さらに翌2022年にはプロの資格も得て、現在はプロ・スポーツメンタルコーチとして活動しています。

輝かしい競技生活を歩んできた人とわたしが同じだとは思っていません。

スポーツが好きとはいえ、知らないこと・わからないことはまだまだあります。

だからこそ見えてくるものもあるのです。

社会人生活を通して学んできたこと。父親として学んできたこと。様々なスポーツ観戦から気づいたこと。

いろんな経験が、なにかの役に立っています。

木曽大地というスポーツメンタルコーチは世界に一人だけ。

わたしが経験してきたことは、わたしの財産。

わたしの長所・良さは、わたしの宝物。

自分自身の強みを活かして、頼ってくれるアスリートのために全力でサポートしていきたいと、いま心から思っています。

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