11月12日。
男子ツアーJGTOの三井住友VISA太平洋マスターズを観戦しに行きました。
舞台は名門『太平洋クラブ御殿場コース』です。
埼玉県から往復で5時間ほどかかりました。
出発前日、娘に「お父さんは明日御殿場に行ってくるね」と言うと、「えー!いいなー!」と大ブーイング。
実は御殿場は我が家の毎年夏のキャンプの地で、娘にとっては『ごてんば』と聞いただけでワクワクなのです。
帰りにおみやげを買ってくるという契約を結び、なんとか一人で行くことを妥結しました(笑)

今年の太平洋マスターズは50周年記念。
指定練習日を含めて計5日間が入場無料になっています。
普段から観戦に行くファンだけでなく、まだ見たことない方も観に行きたくなるような粋な計らいが素晴らしいですね。
大会公式の発表によると、この日土曜日は入場者が1万人を超えたようです。
たしかにすごい熱気でした。
特に石川遼プロのペアリングには大勢のファンが押しかけており、朝の練習場も入場規制されるほど。
ツアーが盛り上がるというのは素晴らしいことですね!

わたしは今回は今平周吾プロ/時松隆光プロ/J・クルーガープロのペアリングについて回りました。
特に印象的だったのは時松プロのファンへの行動。
「ナイスショット!」と声をかけてくれたファンや、暖かい拍手をしているにファンに向かって、いつも高く手を挙げて挨拶するのです。
パー3では打った後のティーイングエリア周りだけでなく、グリーンからの拍手にもしっかり手を挙げて答えていました。
6番ホールでは、池に入って1ペナルティからドロップ後のアプローチでなんとチップインパー。
同組のプレーで今日一番盛り上がった瞬間です。
なりやまない拍手と歓声に、時松プロはまるでファン一人ひとりの顔を見るようにずっと手を挙げて答えていました。
昨年まで選手会長を務めていた時松プロ。
ファンの方々への気持ちは人一倍強いのかもしれません。
新型コロナの影響もまだ残っているため、選手とファンとの交流や大きな声を出しての応援ができない状況が続いています。
そんな中でも、少しでもファンのためにプレーするという気持ちが表れているように感じました。
トッププロの方々の技術、そしてファンを大切にする心。
素晴らしいものを見せていただきました。
ぜひまた来年も観戦に来たいと思います。
