二度目の試合視察で感じたこと

10月某日、サポートしている選手の二度目の試合視察に行ってきました。

現在、ゴルフとは別の競技のチームスポーツの1名をサポートしております。

『視察』といってもそんなおおげさなものではなく、観客席からの観戦です。

気になったことをメモしたりしますが、とにかく選手を、チームを、応援しています。

試合というものの位置づけはアスリートそれぞれ。

もしわたしが「試合とは?」と聞かれれば、「普段の練習の成果を発揮するところ」と答えます。

月並みな答えですが、そう思います。

なぜなら、どれだけ練習で準備してきたかが大切だと思っているからです。

準備ゼロでなにかにチャレンジするときと、入念に準備をして当日を迎えるのでは、ココロの整い方が間違いなく変わります。

プライベートの旅行などでは準備ゼロも楽しいかもしれませんが、アスリートの試合においてなかなかそれはないでしょう。

練習という名の準備。

これがとても大切だと思っています。

選手が普段どれだけ練習で努力しているかを知っています。

競技に対して真剣に向きあっていることも知っています。

だからこそ、試合当日を迎えたら、わたしは「あとは信じて応援するのみ」なのです。


ちなみに、選手には観客席にいることは事前に伝えています。

メンタルコーチが見ていることで返って緊張させてしまうかもしれないとも思いましたが、こっそり見ることは苦手なので。

選手からは、試合後に「応援ありがとうございました!」とメッセージをもらいました。

試合後の選手の雰囲気を見て、前回の試合視察の時とは明らかに違うメンタルを持っている事にも気づきました。

間違いなく、ひとりのアスリートとして成長していると感じます。

それは、結果ではない別の領域も大切にできるメンタルが備わってきていること。


人は結果ばかり追い求めると苦しくなる時が必ずやってきます。

一方で、アスリートは結果が求められる世界でもあります。

結果か、過程か。

なんてよく言われますが、それはどちらも大事です。

結果を求めるために過程を大切にし、過程を大切にした先に素晴らしい結果が待っているのです。

どちらを大切にするかという二元論で考えるのではなく、どちらも意識する中庸(ちゅうよう)の考え方が大切。

いま、選手はまさに結果だけではない別のものを意識しています。

結果だけを追い求めるのではなく、一人のアスリートとしての成長も見届ける。

メンタルコーチとして、とても貴重な経験ができていることに感謝です。

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