404 NOT FOUND | ゴルフメンタルコーチ・木曽大地 https://love-sports.net ゴルファーの「その1打」に貢献する Fri, 31 Mar 2023 08:55:51 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://love-sports.net/wp-content/uploads/2022/08/cropped-GMC_fabicon-32x32.png 404 NOT FOUND | ゴルフメンタルコーチ・木曽大地 https://love-sports.net 32 32 188855751 川崎宗則さんから学ぶ、「あきらめる」の捉えかた https://love-sports.net/kawasakimunenori_give-up/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=kawasakimunenori_give-up https://love-sports.net/kawasakimunenori_give-up/#respond Sun, 09 Apr 2023 13:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3739 あなたは、なにかを「あきらめた」ことはありますか?

「これ以上できない」

「もう無理だ」

そんな気持ちで「あきらめた」こと、一度や二度はあるのではないでしょうか。

あきらめるという言葉、どちらかと言えばネガティブな意味でとらえている人も多いと思います。

福岡ソフトバンクホークスからアメリカに渡り、大リーグの複数のチームで活躍してきた川崎宗則さん。

明るいキャラのイメージもありますが、アメリカから帰ってきた後は自律神経の病気になったことも

公表しています。

そんな川崎宗則さんは、「あきらめるからこそ前に進める」と言います。

それはどういうことなのか。

川崎宗則さんの著書『「あきらめる」から前に進める。』から、あきらめることの捉え方について学びましょう。

「あきらめる」からこそ自分のプレーができる

川崎さんにとって、「あきらめる」ことはむしろポジティブなことだと言います。

いまの僕は野球の理想像を追い求めるようなことは一切していません。理想を「あきらめている」からこそ、自分なりのプレーができるんじゃないかと思っています。

鹿児島工業高校からソフトバンクホークスに入団した川崎さんは、周りのプロ野球選手のすごさを知り、「理想」が完全に崩壊したそうです。

そこで、理想をあきらめることをしました。

自分がああなりたい、こうなりたい、と理想を思い描くことももちろん大事なことです。

しかし、目に見えない理想ばかりを追い求めて自分を見失っては本末転倒。

川崎さんはプロに入ってポジティブに「あきらめた」からこそ、プロの世界で野球を続けてこれたのです。

不完全だからこそ意味がある

川崎さんはアメリカでプレーしていましたが、メジャー契約ではなくマイナー契約でした。

故障者が発生した時などにメジャーに昇格し、その選手が復帰したらまたマイナーに戻るというように、マイナーでの生活が長かった選手です。

その6年間について、「メジャー挑戦は不完全なものだった」と自ら述べています。

しかし、不完全であることも川崎さんはネガティブに捉えていません。

完全燃焼できたからいいというものでもない。不完全でもいいはずです。僕の中ではむしろ不完全の方がいいというか、不完全だからこそ意味があると思うんです。

あきらめる」から前に進める 川崎宗則・著

その理由は、不完全だからこそ野球を続けてこれたということ。

もしメジャーで完全燃焼していたら、引退していたかもしれないと川崎さんは言います。

野球が大好きな川崎さんですが、「人生にとって野球以上に大切なものがある」というのが川崎さんの考え方。

競技だけでなく、人生そのものを豊かにしていく。

このマインドこそ、競技を続けていくために大切なものです。

カーリングのロコ・ソラーレを作り、平昌オリンピックで銅メダルを獲得した本橋麻里さんも同じような考え方を持っています。

ぜひこちらのブログもお読みください。

「あきらめる」は明らかにすること

川崎さんの本の話から少し逸れます。

ここまで、「あきらめる」をずっと平仮名で表記してきました。

実は「あきらめる」には「諦める」の他にもう一つ、「明らめる」という漢字があるのです。

前者の「諦める」が「見込みがない、しかたがないと思い切る。断念する」という意味なのに対して、後者の「明らめる」は「事情・理由をはっきり見定める」という意味があります。

仏教には「諦観(ていかん・たいかん)」という言葉があります。

「あきらかにみる」という意味で、それが現在の「あきらめる」になっています。


川崎さんの考えも、まさに「あきらかにみて」います。

理想ばかり追い求めるのではなく、自分がどうありたいのかを見極める

それができているからこそ、現在も独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスで野球を楽しんでいるのではないでしょうか。

ちなみに川崎さんは「引退しない宣言」をしています。

すべてにおいて自分の人生に「引退」というに文字をつけたくなんですよ。

(中略)

プレーする場所がなくなったとしても「引退」はしない。それが僕が貫きたい「引退しない宣言」なんです。

「あきらめる」から前に進める 川崎宗則・著

「あきらめ」があったからこそ、自分なりの野球の続け方にたどり着けた川崎さん。

これからの野球人生も素晴らしいものになることを陰ながら応援しております。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

もしあなたがいままで「あきらめる」ことをネガティブに捉えていたとしたら、川崎さんの考え方は目からウロコだったのではないでしょうか。

どんな気づきがあったか、ぜひご自身の気づきを大切にしてくださいね。

その気づきの先にどんな素晴らしい変化があると思いますか?

参考文献

「あきらめる」から前に進める。

川崎宗則・著

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メンタルゴルフ Vol.37 いまこの瞬間を大切にする https://love-sports.net/mental-golf-vol-37/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=mental-golf-vol-37 https://love-sports.net/mental-golf-vol-37/#respond Sun, 02 Apr 2023 13:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3731 「どうしてミスしてしまったのだろう」

「このままいくとスコアはどれくらいになるだろう」

プレー中にはいろいろ考えてしまいますよね。

考えてしまった結果、気持ちが良くない方向に進んでしまったこと、ありませんか?

そうならないためのカギは「いま」!

「いまこの瞬間」にどれだけ意識を向けられるか。

それがメンタルを整えるカギの一つです。

ミスは「過去」

ショットを終えた瞬間、そのショットはもう「過去」のことになります。

ミスのことを考え続けてしまうということは、「過去」に引きずられてしまっているようなものなのです。

また、ナイスショットの余韻に浸るのも、同じく「過去」のことを考えていると言えるでしょう。

いいショットのときって、気分が良くなりますよね。わたしもです(笑)

気分が良くなることは素晴らしいことですが、次のショットはまた別のものです。

ナイスショットであれ、ミスショットであれ、どんなショットも「過去」と思えたら、どんな気持ち変化があると思いますか?

スコアは「未来」

スコアを目標にしていると、ラウンド中にもホールアウト後のスコアが気になってしまうことってありますよね。

スコアは目に見える大事な結果の一つですから、気になってしまうことは自然なことです。

しかし、まだラウンド中なのにホールアウト後のことを考えるのは少し早くないですか?(^^)

「残り3ホールをパーで上がれたら…」なんて考えている時は、目の前のショットよりも「未来」に意識が移っています。

残り3ホールのパーを考えるよりも、目の前の1打に集中してみませんか?

「過去」と「未来」があるから「いま」がある

「いま」に集中することが大切だからといって、「過去」や「未来」が悪者というわけではありません。

言うまでもなく、過去があっていまがあり、いまがあって未来があるのです。

ミヒャエル・エンデ著書の有名な物語『モモ』にはこう書かれています。

未来が過去にかわるからこそ、現在っていうものがあるんだ!

『モモ』 ミヒャエル・エンデ著

時は常に流れており、未来はいつか過去にかわります。

だからこそ、いまこの瞬間というものがあるのです。

『モモ』は世界中で読まれているとても素敵な物語です。

あなたの中の「時間」という概念に、きっと素晴らしい変化が現れる、そんな本です。

ぜひ一度読んでみてください。

なにを伝えたいかというと、いま私たちが生きているのは「この瞬間」の連続であるということ。

現在・過去・未来のどれが大事で、どれが大事ではない、ということではなく、いつも「いまこの瞬間」を生きているということなのです。

だからこそ、目の前の1打に集中していきたいですよね。

1打に集中できるから、また次の1打に集中できる

その繰り返しなのではないでしょうか。

こちらのブログもオススメです。

ぜひこちらも合わせてお読みください。

いまに集中するための瞑想

「いま」に集中するための方法の1つとして、瞑想がオススメです。

瞑想は、「いまここ」に集中するマインドフルネスとして注目されています。

瞑想というと長い時間座ってやるものと思うかもしれません。

プレー中に瞑想と言われても…、ですよね。

わたしがプレー中にオススメしているのが『11秒瞑想』

ほんの少しの時間、深呼吸をして「いま」に集中できます。

ぜひこちらも合わせてお読みください。


「いまこの瞬間」を大切にする

たくさんの人、たくさんの物、たくさんの情報に囲まれて暮らしているわたしたちにとって、いつも「いま」に目を向けるのは簡単ではないかもしれません。

気持ちが移ってしまうことだってあります。

だからこそ、ここぞという時だけでも「いま」に集中してみる。

大事な場面でこそ「いま」に集中できたとしたら、どんな素晴らしい変化があると思いますか?

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メンタルゴルフ Vol.36 口ぐせから変えていこう! https://love-sports.net/mental-golf-vol-36/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=mental-golf-vol-36 https://love-sports.net/mental-golf-vol-36/#respond Sun, 19 Mar 2023 13:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3717

ゴルフをしているとき、ついつい使ってしまう言葉ってありますよね?

もしかすると、その言葉一つがあなたのメンタルを乱しているかもしれません。

発する言葉を見直すだけでメンタルを整えることができたとしたら、とても効率的なスキルアップになると思いませんか?

今回は、ゴルファーがついつい口にしてしまう言葉とその影響を紹介します。

ゴルファーの口ぐせ① 難しい

これが最も多いでしょう。

「難しいコース」「難しいホール」「難しいライン」などなど。

知人とゴルフしていたり、キャディの仕事をしていたり、ゴルフの中継を観ている時によく聞く言葉です。

あなたがそれを「難しい」とひとたび言ってしまえば、それはもう「難しい」存在になってしまうのです。

これから打とうとするときに、わざわざ「難しく」する必要あるでしょうか。

一方で、難しい状況をクリアしたことで自信につながるケースもあります。

例えばHDCP 1のホールをパーやバーディーで上がれたとしたら、自信になりますよね。

でもそれって、後から知ったっていいと思っています。

わたしがキャディをしている時、難易度の高いコースをパーで上がれたお客様がいたら、次のホールに向かうときに時々こう言ってます。

「実はいまのホールはHDCP 1なんですよ」

すると、難度の高いコースでパーを取れたんだ!というポジティブな感情が生まれます。

その感情が、次への自信につながるのです。

では、もしそれをティーイングエリアで聞かされていたとしたらどうでしょうか。

ティーイングエリアで「このコースは最も難しいんです」って言われたらどう感じるでしょうか。

自分で「難しい」と言ってしまうのは、まさにそういうことです。

自分でコースを、ホールを、ラインを難しくしてしまっているのです。

とはいえ、状況やコース・ホールによって難易度が変わるのは事実です。

そんなときは言葉の入れ替えをオススメします。

「難しい」を「簡単ではない」

もしくは

「難しい」を「難易度が高い」 

といった具合に、です。

『脳は否定形を認識しない』と言われているので、「簡単ではない」といえば「簡単」が頭の中に残るのです。

合わせてコチラもお読みください。

「難しい」という言葉を使わない、もしくは置き換えるだけで、感じる世界が変わってくるのです。

言葉で自分の世界を変えられたら、あなたの心にどんな変化があると思いますか?

ゴルファーの口ぐせ② 絶対に○○ない

これもついつい発してしまう言葉の一つです。

「絶対にグリーンに届かない」「絶対に入らない」「絶対に谷を越えない」などなど。

思い当たることはありませんか?

そのような言葉を発したとき、あなたの頭の中で「できない自分」を思い描いています

イメージは大事です。

プレーの前の良いイメージが良いプレーにつながります。

逆に、良くないイメージをショットの前に持ちたくはないですよね?

ゴルフに絶対はありません。

…と言いたいところですが、実際は「絶対的なこと」はあります。

たとえば、「わたしが全ホールでホールインワンを決めて18打でホールアウトする」

これはさすがに「絶対」とつけたくなるほど不可能なことです。

ですが、そのような極端な「絶対」はそもそも思考の中にないと思います。

「絶対○○ない」と口にするということは、それはあなたの思考の中にあることと言えるでしょう。

つまり、どこかで成功する可能性を信じているのです。

グリーン上で「これ絶対入らないよ」って言っても、入る自分いると信じているからこそ、そんな考えになるのです。

だったら、信じましょう!

「絶対入らない」って口に出す必要はありませんよね(^^)


目の前にある事実は変えられなくても、あなたの思考はあなた次第で変えられます。

思考を変えることができたら、きっと未来を変えられると信じています。

ゴルフのときだけでなく、日ごろから口ぐせを見直してみたら、どんな素晴らしい変化があると思いますか?

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内村航平さんから学ぶ、「1位の取り方」を経験することの大切さ https://love-sports.net/uchimurakouhei/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=uchimurakouhei https://love-sports.net/uchimurakouhei/#respond Sun, 12 Mar 2023 13:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3702 オリンピックの体操で個人総合2連覇、世界選手権6連覇、国内外合わせて40連勝と前人未到の記録を数多く築いてきた内村航平さん。

幾度となく「1位」を取ってきた内村航平さんは、大一番の試合に向けてどんなメンタルを持っていたのでしょうか。

著書『やり続ける力』から、「1位を取り方」を経験しておくことの大切さを学びましょう。

リオの団体金メダル

個人総合(一人で6種目を行う)の輝かしい実績が注目されがちですが、内村さんは団体総合でも金メダルを獲得しています。

印象に残っている大会の1つが、2016年リオデジャネイロオリンピックの団体総合金メダルでしょう。

著書の中でも、大会前には「団体金メダルのことしか考えていません」と公言するくらい、団体の金メダル獲得に燃えていました。

山室光史さん、田中佑典さん、加藤凌平さん、白井健三さんと5人で挑んだ団体。

見事なチームワークで、2004年アテネ大会以来の団体金メダルを獲得し、『体操ニッポン』の復活に多大な貢献をされました。

勝ち方を経験して挑んだリオ五輪

リオオリンピックの約10か月前、スコットランドのグラスゴーで世界選手権が行われました。(通称『世界体操』です)

その大会の団体総合で見事金メダルを獲得した日本チーム。

しかし、完ぺきな演技だったわけではなく、ミスもありました。

ミスがあった中でも、勝ち方をチーム全員が経験できたことがとてもいい経験だったと内村選手は語ります。

一度勝つことで型ができれば、そこから必要に応じてアップデートしていけばいいという感覚になれるのです。

やり続ける力 内村航平・著 より

どのような試合運びをすれば勝つことができるか。

何を改善していく必要があるか。

「1位の取り方」をオリンピックの前に経験することができたからこそ、オリンピックという大一番で、その経験が生きてきたのですね。

誰にでも「初めて」はある。だからこそ…

「1位の取り方を経験しておく」といっても、簡単ではないかもしれません。

なぜなら、経験するその瞬間は「初めて」のことだからです。

誰にでも、「初めて」はあります。

初めてのことにチャレンジするときは、物怖じしてしまうこともあるかもしれません。

内村さんは著書でこう続けます。

どんな仕事でも、大舞台で結果を出したいなら、できるだけ早く、一度でも、似たような舞台を経験すべきなのだと思います。

たとえ最初は失敗して反省をしても、そのときの感覚や景色は必ず財産になります。

やり続ける力 内村航平・著 より

似た舞台を経験しておくことの大切さを伝えたうえで、失敗が財産になるとも教えてくれています。

勝って「1位の取り方」を学ぶことができれば理想ですが、そうでなくてもあなたの財産になっているのです。

そこからまたなにかを少しずつアップデートしていくことで、大一番での素晴らしい結果につながるのだとわたしは信じています。

これを読んでくれたあなたにとって、「1位の取り方」を学ぶ機会はどんなところにありますか?

その機会に、あなたはどんな心の在りかたを持ってチャレンジしますか?

参考文献

やり続ける力

内村航平 著

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松山英樹プロから学ぶ、他人の視点の大切さ https://love-sports.net/other_eyes/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=other_eyes https://love-sports.net/other_eyes/#respond Sun, 05 Mar 2023 13:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3673 いきなりですが、質問です。

鏡に映る自分を見て、違和感を感じたことはありませんか?

動画に映る自分を見て、違和感を感じたことはありませんか?

鏡や映像の自分を見てなにか感じたということは、そこになにかヒントがあるのかもしれません。

今回は、松山英樹プロの著書「彼方への挑戦」から、他人の視点で見てもらうことの大切さをお話しします。

コーチをつけてこなかった松山英樹プロ

松山英樹プロは幼少期にお父さんから教えてもらったとき以外に、指導者から長期的に教わったことがなかったそうです。

そんな松山プロはこう語っています。

自分のスイングをいちばん理解しているのはこの僕で、僕の悩みをすべて共有できるコーチなどいないという気持ちもあった。少なくとも僕の語る範囲においては、どんな人も論破してしまうだろうと考えていた。

彼方への挑戦 松山英樹・著

2023年現在、ファンの皆さんはご存じかと思いますが、目澤秀憲さんが松山英樹プロのコーチになっています。

アスリートの意見を受け止めながらも自分の考えをしっかり持っている目澤コーチを信頼し、契約に至ったそうです。

コーチの目は、他人の目です。

他人の視点で見てもらうことで、自分では気づけないことにも気づけることがあるはずなのです。

「かがみのない世界」

いつかわたしの娘が見ていた『ドラえもん』に、「かがみのない世界」というお話がありました。

自分の姿を見るのが嫌になったのび太が、ひみつ道具「もしもボックス」で鏡がない世界にしたのです。

すると、みな自分がどんな姿をしているのかわからなくなります。

ある日、ジャイアンがドラえもんのひみつ道具「箱入り鏡」に入ったとき、ジャイアンは「これは誰だ?ゴリラみたいなやつがいるぞ」と言いました。

ジャイアンは自分の見た目を信じなかったのです。

鏡とは、目の前のものを忠実に映すもの。

そこにウソ偽りは一切ありません。(鏡がゆがんだり割れたりしていれば話は別ですが…まあそれはおいといて)

あなたが以前鏡や動画で自分の姿を見て違和感を感じたことがあるということは、どこか自分の認識と実際の姿にズレを感じたのかもしれません。

ここで、「鏡=他人の視点」と置き換えてみるとどうでしょうか。

鏡がない世界、つまり他人からの視点がない世界で競技を続けたとしたら、どんな未来が待っているでしょうか。

他人の目は『盲点』に気づける

心理学モデルの1つに、「ジョハリの窓」というものがあります。

言葉で説明するよりも、下の図を見ていただいたほうがわかりやすいかもしれません。

スポーツメンタルコーチとして大切にしたいこと。

それは、この表の右上『盲点の窓』です。

自分には見えていないけれど、他人から見えるもの。

それがあなたの潜在能力を引き出すきっかけになるかもしれないのです。

他人に見えている素晴らしいことが、自分の自信につながるかもしれないのです。

目澤秀憲さんという「他人からの視点」を得た松山英樹プロは、2021年のマスターズで初優勝しました。

グランドスラムと呼ばれるメジャー4大大会を制した初のアジア選手です。

みなさんの競技において、他人の目にはあなたはどう映っているでしょうか。

それに気づくことができたら、どんな気づきがあると思いますか?

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メンタルゴルフ Vol.35 日々の暮らしが学びになる https://love-sports.net/mental-golf-vol-35/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=mental-golf-vol-35 https://love-sports.net/mental-golf-vol-35/#respond Tue, 28 Feb 2023 09:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3663

あなたがゴルフについて学ぶ時はいつですか?

ラウンドしている時?

練習している時?

雑誌やYouTubeでなにかを見て読んでいる時?

わたしの考えは、生活しているすべての時間だと思っています。

今回は、禅の言葉から、日ごろの生活を大切にする考えを学んでいきましょう!

日々の暮らしに学びはある

歩歩是道場(ほぼこれどうじょう)という禅の言葉があります。

道場で座禅を組んでいる時だけが修行なのではなく、日々の暮らしの行動や考え一つ一つが修行であるという教えです。

ゴルフのメンタルを整えていくにあたって、私がとても大切にしたい考え方の一つです。

例えば、日々暮らしていく中で、ちょっと緊張する時ってありますよね。

そんなとき、「なぜ緊張したか」って考えていますか?

「緊張しないための方法」を調べることはあっても、緊張の理由まで深掘りすることは多くないという方もいるでしょう。

慣れないことをするからなのか。

人にたくさん見られているからなのか。

絶対に失敗できないと思う状況だからなのか。

「緊張」といっても、理由や背景は様々です。

つまり、いろんな「緊張」があるのです。

では、ゴルフで緊張する時ってどんな状況でしょうか。

それは普段の生活のどんな状況に似ているでしょうか。

そうやって突き詰めていくと、日ごろの感情や行動が直接ゴルフに結びつかないとしても、メンタル的にはつながっているのです。

なぜなら、クラブを握っている時もそうでないときも、どちらも「あなた」だからです。

線を引かないことがメンタルを整えるコツ

日々の生活から学びを得るための心の在り方を1つ紹介します

それは、線を引かないこと。です

自分と他人、と線を引いたり、

仕事とプライベート、と線を引いたり、

ゴルフに関わることとそうでないこと、と線を引いたり。

人間は無意識に線引きをしてしまうものなのです。

また、お仕事もされている方であれば、仕事に線を引くことも多いでしょう。

「これは自分のやることじゃない」って。

あなたが頭の中で引いた線は、実際にはないものかもしれません。

線を引くことで、新たな可能性を減らしてしまっているかもしれません。

線を引いた先にもなにか学びがあると思えたら、どんな変化があると思えますか?

歩歩是道場

禅の教えを胸に、日々の生活からメンタルを整えていきましょう!

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メンタルゴルフ Vol.34 自分への「貢献」って考えたことありますか? https://love-sports.net/mental-golf-vol-34/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=mental-golf-vol-34 https://love-sports.net/mental-golf-vol-34/#respond Fri, 03 Feb 2023 11:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3644 「貢献」って聞くとどんなことをイメージしますか?

他者への貢献

社会への貢献

など、どちらかというと「自分から外に向けてできること」というイメージがあるかと思います。

では、自分自身に対して「貢献できた」って考えたことはありますか?

自分自身に対しての貢献の気持ちが、メンタル整えるポイントの1つだという話をします。

ダブルスの試合で得た気づき

先日、友人とダブルスの大会に出てきました。

スクランブル方式で、いわゆる「ベストボール」を選択してまたそこから二人で打つ、というルールです。

とても楽しくラウンドできたのはもちろんなのですが、相方の言葉に良い気づきをもらえました。

それが「貢献」の気持ちです。

お互いに良いショットもあれば良くないショットがある中で、互いに支え合いうまくスコアがまとまってきました。

友人はラウンド中、「良くないショットがあっても、時々『貢献できている』って思える」と話していました。

さらに、「普段のラウンドだとできていないことばかり意識してしまうけど、ダブルスだと自分が貢献できていることに意識がいく」とも言いました。

これはとてもいい気づきだったなと感じます。

ダブルスに出たからこそのお互いの気づきで、それをシェアできたのがよかったです。

貢献の気持ちが強くなると、貢献できたことに意識がいきやすくなる。

言い換えれば、できないことよりもできていることに意識がいきやすくなる。

貢献の気持ちを持つことは、こんな変化があるのです。

貢献が社会的欲求にもつながる

マズローの欲求5段階説をご存じでしょうか。

人間の欲求には5段階あるという説で、簡単にまとめると以下です。

マズローの欲求5段階説

  生理的欲求  : 生きていくための基本的・本能的な欲求

  安全欲求   : 安心・安全な生活への欲求

  社会的欲求  : 社会に属したいという欲求

  承認欲求   : 周囲から認められたいという欲求

  自己実現欲求 : 「ありたい自分」になりたいという欲求

貢献の気持ちは社会的欲求にもつながり、誰か・何かに貢献することで、属しているという意識になるのです。

この社会的欲求が得られないと、メンタルが整いにくくなるとも言われています。

わたしも選手へのコーチングの際、「それはどんな貢献につながりますか?」という問いかけをすることがあります。

「貢献」を意識することは、メンタルを整えていくポイントの1つなのです。

自分への貢献の気持ちがあってもいい

では、貢献とは他者や社会に対して向けられるだけのものなのでしょうか。

自分自身に対して「貢献」はできないのでしょうか。

「貢献」というと、自分から外側に対して向けられるものと思いがちですが、自分自身に対する貢献があってもいいと思っています。

良いショットが打てたら、自分の結果に貢献ができた。

いまのパット、良いタッチで打ててスコアに貢献できた。

そんな考え方があってもいいのではないでしょうか。

特に、ラウンド中にネガティブなことばかり考えてしまう方にはオススメです。

前述のわたしのダブルスの相方のように、自然と「貢献できていること」つまり「成功していること」に意識が向いていきます。

もしちょっとでもいいショットが打てたのなら、こうつぶやいてみましょう。

「〇〇(自分の名前)は、いまこのショットで自分に貢献できたぞ」と。

つぶやくときに、なぜ自分の名前を呼んだほうが良いのか。

興味ある方はこちらもご覧ください。

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https://love-sports.net/mental-golf-vol-34/feed/ 0 3644
「頭の中のひとりごと」と向き合おう https://love-sports.net/face_with_chatter/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=face_with_chatter https://love-sports.net/face_with_chatter/#respond Wed, 18 Jan 2023 00:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3629 『ひとりごと』と聞いてどんなイメージを持ちますか?

ブツブツとなにかを呟くように声に出すことをイメージする方も多いでしょう。

しかし、「ひとりごと」はあなたの頭の中にもあるのです。

無意識に頭の中で呟く言葉も、ひとりごとです。

そして、その「頭の中のひとりごと」はあなたのパフォーマンスに大きな影響を与える可能性があるのです。

いま話題の本、『Chatter 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』から、スポーツメンタルに活かせる考え方を紹介します。

大事な試合ほどパフォーマンスが上がらないのは、「頭の中のひとりごと」に原因があるかもしれません。

ひとりごとがパフォーマンスに影響を与える

「頭の中のひとりごと」は特別なものではなく、誰にもあるものです。

今このコラムを読んでくれている瞬間も、無意識にあなたはなにかを頭の中でしゃべっています。

そのひとりごとは、あなたのパフォーマンスを上げる時もあれば、下げてしまう時もあるのです。

実例

あるメジャーリーガーの投手は、試合で暴投(ストライクゾーンを大きく外れる球を投げること)したあとに頭の中で『なにか』がつぶやきました。

その投手は、後にそのなにかを『モンスター』と呼んでいます。

その後も暴投、暴投を繰り返し、ついにはメジャーリーグの舞台で投手としてマウンドに立つことは叶わなくなってしまいました。

暴投のようなプレーの後に自分の頭の中で様々なことをつぶやいた結果、良くない方向になってしまったという実例です。

目の前に起きた「暴投」という事実は過去なので変えられるものではありません。

そこで頭の中でどう考えるかによって、先の未来が変わってしまうのです。

本書の中にもこう書いてあります。

人の気分は、何をしたかではなく、なにを考えていたかによって決まるのである。

Chatter イーサン・クロス著 より

自分の周りに起きたこと・自分がしたことではなくて、その時に何を考えたかでメンタルが変わってくるということを教えてくれています。

頭の中のひとりごとはとても多い

「頭の中のひとりごと」が声に出すひとりごとと違うのは、その言葉が多いことです。

ここで少し手を休めて、じっと「頭の中のひとりごと」に意識を向けてみてください。

「頭の中のひとりごと」は声に出す言葉と違って整った文になっておらず、次から次へと言葉(単語)が出てくる方もいるかと思います。

ある研究によると、「頭の中のひとりごと」のスピードは、声に出して1分間に4,000語を話すのと同じくらいとのこと。

わずか60秒の間に4,000の言葉をつぶやいていると思うと、いかに多くて雑になるかがわかると思います。

そのたくさんの言葉が、あなたのパフォーマンスに影響を与えるとすると、「頭の中のひとりごと」と向き合うことが大切であることがわかりますよね。

「ひとりごと=悪」ではない

ここまで読んでいただくと、「頭の中のひとりごと」は悪いものではないかと思ってしまう方もいるかもしれません。

前半にも書いた通り、頭の中でつぶやくことは無意識レベルで起きることなので、自然なことと言えるでしょう。

自然に起きることを悪いことと捉えてしまうよりも、「頭の中のひとりごと」との向き合い方を変えていくことができたら、どんな変化があると思いますか?

ひとりごとがネガティブにならないためのワンポイント

「頭の中のひとりごと」が生じるときにネガティブにならないためのワンポイントを紹介します。

それは、自分自身を少し遠くから見る意識を持つことです。

他人を観察するように、自分を見るのです。

遠くから見るようにすることで、問題から意識を遠ざけることができます。

その結果、否定的な気分の持続時間が短くなると言われています。

とはいえ、物理的に自分をリアルタイムで遠くから見ることは簡単ではないですよね。

自分を遠くから見るためにできることはなにか。

それは、頭の中でつぶやくときに自分のことを「私」と言わずに「名前」で呼んでみることです。

「今日、私はどうしてあのミスに腹を立ててしまったのだろう」

「今日、○○(自分の名前)はどうしてあのミスに腹を立ててしまったのだろう」

と頭の中で呟くのです。

自分の名前を自分で呼ぶことで、あたかも他の誰かが自分に話しかけているように感じることができます。

本書内では、NBAのスーパースター、レブロン・ジェームズ選手の実例が紹介されています。

レブロン・ジェームズ選手がクリーブランド・キャバリアーズを去りマイアミ・ヒートに移籍した時にこう語りました。

「これだけはやるまいと考えていたのは、感情に任せて決断を下すことだった」

「レブロン・ジェームズにとってベストな選択、レブロン・ジェームズがハッピーになれる選択をしたかったんだ」

レブロン・ジェームズ選手が自分自身のことを名前で呼ぶことで、感情的にならずに冷静に自分を見つめることができていたのですね。

NBAのスーパースターも、「頭の中のひとりごと」と向き合っているのです。

ここまで読んでくれたあなたは、どうやって「頭の中のひとりごと」と向き合っていきますか?

向き合うことができたら、どんな素晴らしい未来が待っていると思いますか?

参考文献

Chatter

「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

イーサン・クロス 著

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「失敗」の捉え方を変えていこう! https://love-sports.net/failure_mind_change/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=failure_mind_change https://love-sports.net/failure_mind_change/#respond Mon, 09 Jan 2023 09:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3616 失敗、ミス、エラー

競技によってうまくいかなかったときの言葉はいろいろありますが、「失敗=良くないこと」というイメージを持っている方もいるでしょう。

「失敗=良くないこと」と思い過ぎてしまうと、プレーが消極的になり、チャレンジする気持ちを失ってしまうこともあるでしょう。

今回は、「失敗」についてのブログです。

失敗をしないための内容ではありません。

失敗の捉え方を変えていくための内容です。

どんな競技であれ、失敗は必ず存在します。

そもそも、誰もが失敗しない競技なんてありません。

(仮にあったとしても、それはもはや競技とは呼べないでしょう)

失敗に対する捉え方を今日から変えることができたとしたら、どんな未来が待っているでしょうか。

失敗の捉え方を変えよう

冒頭でも述べた通り、「失敗」はどんな競技においても存在します。

言い換えれば、誰もが「失敗」します。

失敗しない方法を考えることも大切ですが、失敗に対する捉え方を変えていくことも同じくらい大切です。

ある事象が起きたときに、捉え方が違うAさんとBさんがいれば、その先のメンタルや行動が変わってきます。

行動が変わるということは、その先の未来が変わってくるということ。

ということは、失敗の捉え方を変えていくだけで、未来を変えるきっかけになるのです。

捉え方を変える時に意識してほしいことが1つだけあります。

それは、無理なポジティブシンキングをしないことです。

起きた失敗を無理やりポジティブに捉えようとすると、帰って苦しくなる場合があります。

そんなときは、起きた失敗を落ち着いて受け入れるだけで十分なのです。

冷静に受け入れるだけで、捉え方が変わってきます。

「その失敗にどんな意味があったのか」

そう考えるだけで、捉え方を変えるヒントは見つかります。

うまくいかない方法をみつけただけ

多くの発明品を世に残したトーマス・エジソンは「失敗」についてこんな名言を残しています。

私は失敗したことがない。
1万通りの、うまくいかない方法を見つけただけだ。

トーマス・エジソン

失敗ではなく、うまくいかない方法を見つけただけ。

これぞまさに、失敗に対する捉え方の違いですね。

電球や蓄音機の発明に対して、うまくいかないことがたくさんあったのでしょう。

しかし、エジソンにとってそれは「失敗」ではなく、「うまくいかない方法を見つけた」ということだったのです。

つまり、成功への通過点に過ぎず、ネガティブなことではなかったのです。

本当の失敗はなにか

ここまで読んでいただいて、そもそも「失敗」の定義が人によって曖昧だと感じた方もいると思います。

その通りです。

人それぞれの失敗があります。

あえてここで、本当の失敗とは何か、わたしなりの思いをお伝えします。

それはやはり、「挑戦しないこと」ではないでしょうか。

先に起きることを考えてしまって、その結果を恐れてチャレンジしないことが、本当の失敗かもしれません。

だからこそ、チャレンジしたその先の結果は「失敗」ではないのです。

チャレンジした自分を褒めてあげてください。

「失敗」の捉え方を変えていくチャンスは、競技中だけではありません。

普段の生活の中で、ちょっとした「うまくいかなかったこと」があったときに、捉え方を変えていきましょう。

人生の中で、競技に関わる時間以外の時間もたくさんあります。

そんな時間にこそ、自分のメンタルを整えていくチャンスはあります。

大きなことにも、小さなことから。

次に起きる小さな「失敗」を見つけたら、自分なりの捉え方をちょっとだけ変えてみましょう!

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メンタルは「強いか、弱いか」ではない! https://love-sports.net/mental_strong_weak/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=mental_strong_weak https://love-sports.net/mental_strong_weak/#respond Fri, 06 Jan 2023 09:00:00 +0000 https://love-sports.net/?p=3585 「わたしメンタルが弱いんです」

「ぼくはメンタルを強くしたい」

メンタルが弱い。

メンタルを強くしたい。

スポーツに取り組む中で、そのようなことを思っている方も少なくないでしょう。

そんなあなたに提案です。

メンタルを「強いか、弱いか」で考えるのは今日で終わりにしませんか?

強くしようと思うのではなく、考え方からアップデートしてみましょう。

弱いと思うのは誰かと比べているから

では、なぜ「メンタルが弱い」と思ってしまうのでしょうか。

理由の一つに、他の誰かとメンタルの良し悪しを比べてしまっているということが挙げられます。

世間一般的に「メンタルが強い」と思われているアスリートや有名人を見かけますし、皆さんの周りにも「メンタル強いね」って言われている人もいるでしょう。

そのような人と自分を無意識に比べていませんか?

結論から言うと、人と比べることはオススメしません。

それが原動力となる人がいることは事実ですが、人との比較に終わりはなく、ツラくなることのほうが多いと言えるでしょう。

ぜひコチラのブログもご覧ください。

強いか、弱いかに尺度はない

そもそも、『メンタル』という精神的な目に見えないものを、どうやって強い/弱いって判断できるのでしょうか。

メンタルに尺度はなく、強い/弱いというのは個人が個人の裁量でそう思っているに過ぎません。

たとえば、「おれメンタル強いんだぜ」って言ってくる人が隣にいたとして、「あぁ、そうなんだな」と思うのが自然ですよね。

「いやぁ、あなたのメンタル指標は70点だから強いとは言えないよね」なんて思う人はいません。

尺度がないのですから、その人がそう言ったらそう思ってしまうものなのです。

言い換えると、強いか弱いかなんてその人の価値観でしかないのです。

尺度がないものに、振り回されていませんか?

強い弱いは人間が勝手に作ったこと

紀元前500年ごろの中国に『老子』という人がいました。

あるがままの自然を説いた人で、老子の考えは現代にも残っています。

老子が書いた文にこんな言葉があります。

天下みな美の美たるを知るも、これ悪のみ。

老子 第二章

世の中の人たちは美しいものを美しいことと感じるが、それは醜いことなのだ。

という意味です。

美しいか・醜いか、その価値観や判断は人間が勝手に決めたものに過ぎません。

長いか・短いか、広いか・狭いか、大きいか・小さいか。

これらもすべて、人間が勝手に決めたものです。

強いか・弱いか、も同じです。

誰かを強いと思うから、弱いと思う人が生まれるのです。

だからこそ、自分自身のありのままのココロを大切にしませんか?

メンタルは強くするのではなく、整えていくものではないでしょうか。

「誰かに勝とう。誰かを追い越そう」

そんなことを考えるよりも、自分自身に目を向けてみましょう。


スポーツメンタルコーチは、メンタルに悩むアスリートを応援します。

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